■Illustratorでのサンプル(3)の作成方法(重ねなど) |
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上記の図はAdobe Illustratorによる作成例です。 |
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実際に商品券などの背景地紋を作成するには、ちょっとしたコツがあります。まず、重ねの順序の例は上記の図のとおりです。一番下の背景色と一番上の飾り枠(罫)はこの重ねの順序になります。しかし、間の彩文(細紋)の重ねの順序によってはデザインの見方がかなり違ってきます。また、偽造防止のための効果にも役立ってきます。そのポイントは・・・・ |
1. |
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上図の番号の(3)のように白のセンター背景罫を間に挟む。または2枚入れる。 |
2. |
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他の背景用の色の付いた細紋罫(この場合白は不可)のどれかひとつ、又は複数罫に「オーバープリント」または「透明を乗算」を指定する。(つまり、重なった同士の罫の所は二つの色の混ざった色になるということ) |
3. |
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罫の色はどれかひとつでもいいからコピーできないほどの薄い色にする。 |
4. |
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どれかの背景罫を破線に指定(複雑に)する。 |
5. |
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全体の背景罫をピッタリと中心に合わさず、デザインに影響が出ないほどわずか(1mmぐらい)にズラす。 |
6. |
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どれかの背景罫の罫の一本を「ダイレクト選択ツール」を使い、わずかにズラしたりする。(これはバックアップを勧めます。) |
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偽造防止などはこれだけではないですが、かなりの効果があります。このサイトの罫を使用する以上、同じものが存在する可能性は捨てきれませんが、上記の工夫をする事により、同じもののできる確率は格段に少なくなります。完全な複製を作成したりする事はほぼ不可能です。 |
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■Wordなどでの作成方法(背景が透明なPNGを重ねるやり方)例/Word2010 |
(1)図の挿入(彩文枠)
当サイトのフリー素材を使って、Wordでの商品券の簡単な作り方の例をを説明します。
まず、
Word(ワード)を立ち上げ、書式の設定を済ましておきます。商品券の場合、文章ものと違って余白は少なめにしましょう。彩文のサイズはヨコ160mm×タテ76mmで統一されています。
商品券の上部のメニューから挿入を選び、「図」をクリックします。そこでファイルを選び、フリー素材の置いてある任意のフォルダから、「S-CO-002.png」を選択し、挿入します。 |
(2)文字列の折り返し(背面へ移動)
すると、図のように枠の画像が配置されます。図ツールの書式を選び「文字列の折り返し」をクリックします。その中の「背面」を選択します。見た目には分かりませんが、貼付けられた枠の画像は背面へ移動したことになります。
こうすることにより、2枚目をその上に重ねることができるようになります。これをしないと、次の画像を貼り込んだ時、重ならず上下に2枚貼付けられることになってしまいます。 |
(3)彩文画像の追加(バック彩文)
(1)と同じ方法、図の挿入で「S-BA-077.png」のバック彩文を挿入します。1枚目が背面にあるため、2枚目は上にきれいに重なって状態になって配置されました。画像のフォーマットが「PNG」で背面が透明になっているために二重に重なって見える筈です
(2)と同じように「文字列の折り返し」をクリックします。その中の「背面」を選択します。これで、このバック彩文も背景に移動したことになり、もう1枚重ねることができます。
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(4)彩文画像の再々追加(センター彩文)とテキストの挿入
(1)と同じ方法、図の挿入で「S-CI-133.png」のセンター彩文を挿入します。これで図のように3枚重なったことになります。これを繰り返して何枚も重ねることもできるのです。この時点で図の色や透明など変えることもできます。任意で色々試してみてください、
そして、今度は上部メニューから挿入を選び、テキストボックスを選びます。そのその中のシンプルテキストで構いません。任意の場所にテキストボックスを作成しましょう。 |
(5)テキストボックスの挿入(文字の編集)
テキストボックスには任意で文字を入力してみてください。この例では「商品割引券」にしています。文字の大きさや色、フォントの種類、スタイルなどで自由にデザインしてみましょう。文字はセンター揃いが無難です。サイズも変えられます。
ここで、少し注意が必要なのは、文字ボックス自体の塗りは「なし」、枠線も「なし」にしてください。特に意図的でない限り、文字以外は透けて見えますので、背景の彩文柄を生かせ、偽造防止の効果に役立ちます。 |
(6)彩文商品券の完成・印刷など
文字など全て終わりますと取りあえず完成です。画像データは350dpiもありますので、かなり細かな表現ができ、偽造防止に効果があります。
自分でプリントされる場合は、コピーして1枚に何枚が貼付けますと経済的です。大量に印刷される場合は、印刷色の問題(RGBではなくCMYK)などがありますので、専門の印刷会社さんにお任せした方が無難です。
当社でも承っております。お気軽にご相談くださいませ。こちら。 |